1949-05-18 第5回国会 参議院 大蔵委員会 第30号
○政府委員(原田富一君) 小川さんの昨日のお話の塩の現地の調査研究はできるだけ至急一生懸命にやりたいと思います。尚それに対する今後のやり方なり、計画なり立てましたならば小川さんに御連絡申上げたいと思います。 家庭用塩の價格の問題でありますが、一万六千二百円にやつておりますが、御承知のように塩專賣会計におきましては、本年度の予算において三十七億円ばかりの赤字が出るわけであります。これは一般会計から補給
○政府委員(原田富一君) 小川さんの昨日のお話の塩の現地の調査研究はできるだけ至急一生懸命にやりたいと思います。尚それに対する今後のやり方なり、計画なり立てましたならば小川さんに御連絡申上げたいと思います。 家庭用塩の價格の問題でありますが、一万六千二百円にやつておりますが、御承知のように塩專賣会計におきましては、本年度の予算において三十七億円ばかりの赤字が出るわけであります。これは一般会計から補給
○政府委員(原田富一君) 戰爭以前と申しますか、相当前のことになりますけれども、大体國内製塩を六十万トンというのが相当古くからの日本の生産能力であつたのであります。現在のところ設備としましては、大体六十万トンか七十万トンというところが現在國内の設備として持つております。それでこれは、ちよつと古いことになりますが、大体六十万トン程度で食用塩を賄つていた時代に大体食用塩として自給自足をして行く、工業用塩
○政府委員(原田富一君) 塩は二十三年度、昨年度を申しますと、当初國内製塩三十万トンに見込みまして、実績も大体三十万トンに行つております。それから輸入は百三十万トンを、これは関係方面と連絡をして見込んだのでありますが、実績は百二十万トンをちよつと出た程度でございます。それで今年の計画を立てるに当りまして、燃料の関係或いは輸入の関係等、関係官廳といろいろ折衝をしましたのでありますが、輸入は百二十五万トン
○政府委員(原田富一君) 只今の御質問に関しましてはB・A・Tのクリスチャンという人が、これは確か昨年の秋頃と思いましたが、それと本年の二月頃日本に参つたのでありますが、その二月に参りましたときに私共の方の東京地方專賣局の品川工場を見たいというので、二月の二十三日でありますが、その人と、やはりそこのB・A・Tのブライスという人、それに司令部のE・S・Sのインターナル・レヴェニュ・ディヴィジョンの專賣担当官
○政府委員(原田富一君) この種子の輸入を入れたのは、先程申した通りでありまして、私共として全然何も他に考えありませんです、できればそういう種子を入れて、日本でいいたばこを作りたい、こういう考えだけであります。
○政府委員(原田富一君) たばこの種子は、戰前と申しましても可なり前になるのですが、入りておりました、現在御承知の兩切たばこの原料の米葉というやつ、これは今日本で作つておりますが、これは元アメリカから種子を入れた、ところがその後、あれはいつでしたか覚えておりませんが、アメリカで種子の輸出を禁止しました、それ以後は入つておりませんが、これは從來もそういうことがありましたし、日本で品質の向上を図るには、
○原田政府委員 ただいまの御質問に対しましては、私のような事務当局が申し上げるのは適当でないと存じますが、大臣も出席しておりませんので、事務当局の意見として申し上げたいと思います。タバコに対しまして地方税消費税をかけたいという意向は、前からままあつたように承知いたしております。これに対しまして、私ども事務当局の考えからいたしますれば、現在のような状態においては、これ以上値段を上げることは相当むりだと
○原田政府委員 タバコの專賣を民営にするとか、あるいはタバコの專賣に外資を入れるとかいうことを、私はちよいちよう見たり聞いたりするのでありますが、現在私の承知しておる限りでは、これに関する政府の具体的方針というものは、何らないと思うのであります。吉田さんのお話が新聞に出たりいたしておりますが、私はまだこれを直接お聞き申しておりませんし、具体的のことは何ら承つていないような次第であります。
○原田政府委員 ただいまのお話は、今正確に記憶はないのでございますが、たしか專賣局で毎月出しております「財政と專賣」という小雜誌にあつたことかと思うのでございます。外塩と内地塩の價格の比較を申しますれば、外塩は一ドル三百六十円で、この前風早先生からもお話がありましたが、大体六千八百円程度、國内塩は予算の上で申しますと一万一千円です。今度は、外塩を粉碎するとしますと一トン四、五百円程度の経費がかかるのであります
○原田政府委員 外塩の輸入先の問題につきましては、私どもといたしましてはできるだけ安い塩が入つて來、また塩の質もなるべくよいものをという園を持つて來たのであります。お話の、近い中國の塩につきましても、御承知のように戰前これは日本の力で塩田の拡張整理をやつて参りまして、それで増産ができて、それが日本に入つておつたのであります。終戰後こういう状態になりまして、今日では大して入つていないのであります。それでも
○政府委員(原田富一君) 差当りこういうふうにやらざるを得ない。將來の問題といたしましては、これは或いは公社でやるようになるかも知れませんが、今具体的にそういうふうに考えておるわけではございませんが、少くとも当分はこういうふうにやつて行きたい。殊に專賣局につきましては御承知のように復旧工事が今沢山ございますが、これは二、三年で大体片づいて來るので、常態に戻りますれば、或いは公社の力でできるように、人員等
○政府委員(原田富一君) 只今國の官廰の建設工事は、主として御承知の通り建設省がやつております。現在專賣局の工事というものも、大きなものは建設省が全部やつております。專賣局で直接やつておる工事は、非常に小さい工事になつております。それで予算の上においては專賣局の予算を使つてやるのですか、工事を建設省がやつておりまして、從つて工事費の支拂いにつきましても建設省に事務を委任してやつて貰つておる。公社になりましてもはやりそういうふうなやり
○政府委員(原田富一君) 今のお話の審議会の委員の数と、それから從來の審議会が從來では六月一日から施行ということになつていたのですが、これは五月十五日に審議会だけは発足する。これは総裁の任命の場合に、審議会の推薦に基いてやるということになつておりますので、公社の発足よりも早目に審議会だけを設置する。こういう趣旨で五月十五日から施行するということにいたしました。それからもう一つ公務員法では御承知のように
○原田政府委員 現在やつておりまする私どもの考え方を申しますれば、輸有の見通しは、本年度は御承知のように一應百二十五万トンを予想しておるのでありますが、これを一面関係方面とも折衝して予定を立て、それから國内の塩の生産に使いまする燃料の配給の問題を考えて、一面國内の生産を本年度は四十万トンと見たのであります。外塩がこれだけ入るから、國内塩を燃料の関係から申しますれば五十万トンもできるのであるけれども、
○原田政府委員 この規定は、実は旧法にもこういうふうな規定がありましたので、それを引継いでこういう條文を設けることに立案いたしたのでございますが、現状において、國内塩の生産だけでは足りない状況でありますので、この規定を用いまして、需給調整上から制限をするということは、まずあまりないと思うのでありますが、ただ全体の需給調整上では、日本の生産を制限するまでの必要はないといたしましても、非常にコストの高い
○原田政府委員 ただいま私どもの管掌しております專賣は、タバコ專賣、塩專賣、しようのう專賣の三つで、ほかにアルコール專賣が商工省所管としてございますが、一應私どもの所管の專賣について申し上げます。 御承知のように專賣の成立しました沿革は、当初におきましては大体において財政收入をあげるということが、一應の目的となつておつたようであります。もつともしようのう專賣は財政收入も多少はあつたかに聞いておるのでありますが
○政府委員(原田富一君) 只今の点私からちよつとお答え申上げたいと思います。実は協同組合のお話の点、私共前々からそういう問題がありまして研究いたしておつたのでございます。それで先程塩脳部長から申上げましたように、臨時物資需給調整法で指定配給物資として一應取扱つておるものですから、こういう関係になるのでありますが、実はこれは直接この協同組合関係のことではない、他のところの関係から臨時物資需給調整法の方
○原田政府委員 ただいまお話のありました二つの法律案、それとタバコ、塩、しよう脳の三專賣法案、これが國会を通過いたしますれば、法制的の部分はそれでよいわけであります。実際の準備は六月一日発足する予定で進めております。
○原田政府委員 地方には出張所とか支所とかいうものをたくさん持つております。これは塩に限らずタバコ等にもあります。お話の官紀の点につきましては、私どもできるだけの機会をつかまえまして、官紀の振粛、官吏としてほんとうにりつぱな仕事をやる、ほんとうに粛正された生活をするということを話し合つております。またそういうことをお互いに自粛しておるわけでございますが、間違いを起すものがときどきあることは、非常に遺憾
○原田政府委員 御承知のように、塩の問題につきましては、戰爭末期から終戰後にかけまして、需給関係が非常に不均衡となりましたので、政府が相当の経費をかけて奬励いたしまして、増産をはかつたのでございます。それで設備も相当ふえました。現在におきましては、大体全國で年産七十万トンぐらいは、フルに動けばできる程度の設備があるのであります。ところがその後になりまして、電力なり石炭なりの燃料事情が非常に逼迫して参
○原田政府委員 三宅さんの御質問のうち賠償價格の問題について申し上げます。この問題につきましては、この前の委員会にお話がございまして申し上げたことでありますが、お話のように塩の会のときに御要望を承りまして、私どもも現在の賠償價格の九千七百四十五円、これは全國一本でありますが、この賠償價格では塩業者はずいぶん困難だということも認めております。これはしかし一面から考えますと、現在非常に困難だと申しますのは
○原田政府委員 金融の問題は私どもは直接の担当者ではありませんので、今はつきりしたことは申し上げられませんし、そういう状態でもないのでありますが、私どもの考えておりますのは、お話のように現在の塩業が相当苦しいことは認められるのでありまして、その点は先ほど賠償價格の点について申し上げたときにも、同じような意味のことを申し上げたのでありますが、御承知のように從前におきましては設備の改良とかあるいは新設等
○原田政府委員 二十四年度の製塩用石炭の配当の計画は、一年間の全体の計画はまだはつきりはしておらないのでありますが、関係方面と当つての私どもの一應の案でありまして、かわるかもしれませんが、これを申しますと、精炭が五万トン、格外炭が三十八万五千トン、亞炭が十五万三千トンであります。これは今申しましたように確定的な数字ではありません。私どもといたしましてはこれをなおできるだけふやしたいと思つて、今いろいろ
○原田政府委員 塩の賠償價格の問題につきましては、お話のように現在の九千七百四十五円一本で買上げをいたしておるのでありますが、これは製塩用の燃料が御承知のように最近非常に供給が少いので、もしこれが相当豊富にありますれば、九千七百四十五円でも相当採算がとれるものと思うのであります。しかし非常に少いような現状であり、昨年度のような状態ではかなり苦しかつたことと思うのであります。私どもといたしましては燃料
○政府委員(原田富一君) この前改正の御審議を願つたときに、今日出しますような案も考えて出せば非常によかつたわけであります。まだそこまで進んでいなかつた。一口に申せばそういうことであります。今回のやつは、「新生」は從來の「新生」そのままでなくて太巻にしたということ、品質はまあ大体同じであります。それから「バット」、「きくし」の名前を変えるということ、それから「日光」はパイプ煙草の嗜好者から大衆向きの
○政府委員(原田富一君) これはお話のような考え方も勿論ございましたし、いろいろの考え方はあるわけでありますが、やはりこういう煙草という趣味のものは或る点におきましては、昔の親しみのある名前のものもよいんではないか。まあどつちに決めても同じようなわけでありますが、そういう非常に親しみを持つた煙草を作り、味の点についてもできるだけ昔のようなものに持つて行きたいということを私共考えたのであります。又今後事情
○政府委員(原田富一君) 只今政務次官から提案理由の御説明を申上げたのでありますが、特別に私から申上げることもないのでありますが、この「新生」の太巻を作りましたことは一般の嗜好がやはり細巻よりも太巻の方が喫味の点等から考えましてもいいようでありまして、漸次太巻に直したいという考えで進んで來たのでありますが、太巻にするにいたしましても、機械の構造を少し変えるところがありまして、急にするわけにはいきませんし
○原田政府委員 これは大藏省の監督下の公社があるわけでありますから、大藏省の監督によつて仕事をして行く。ただ実際問題といたしまして、あまりこまかいところまで一々監督はできないと思います。たとえば今申しましたタバコのピースならピースの三十億本を、ある程度光に振りかえるという程度のことは、公社にまかせられるものではないかと思うのであります。この点はまだはつきりしたことをこしらえてはおりませんが、そう大勢
○原田政府委員 專賣公社になりましても、仕事の実質は現在と同じようにやつて行きますので、販賣そのものについては別にかわつたことはないものと思います。これまでタバコ小賣人の指定とか、そういう行政行為、これも公社がそのままやることにいたしておりますので、販賣そのものには別段かわつたことはないと思います。ただ取締りの点はやはり公社がやる予定をいたしておりますが、感じの上で、取締りをする側から申しましても、
○原田政府委員 二十三年度の実績でございますが、今とりまとめ中でありまして、はつきりした数字は申し上げかねるのでありますが、大体タバコの販賣高におきましては、少し予定を越えたものと思われるのであります。それで專賣益金全体としましては、歳出の方が予定よりも少し減つておるようでありまして、從つて益金として、全体の上においてはある程度ふえることになると思います。十億、二十億程度あるいは三十億くらいふえるのではないか
○原田政府委員 ただいまのお話の高田出張所の復活の問題は、私どもの方でもただいま研究中でございます。実は戰爭末期になつて全國で出張所を整理したものがたくさんあるのでございますが、最近タバコの販賣高も相当急激に増加いたしましたし、また一面ただいまお話のありました取締りの問題等もありますので、もとやめましたようなところで必要なところには、出張所の復活をやつた方がいいではないかという考えで、いろいろ調査をいたしまして
○原田政府委員 ただいまのタバコの耕作反別の増加の問題でございますが、お話がございましたように、宮崎縣は千三百町歩ばかりを二十三年度においてつくりましたし、二十四年度、本年度も大体同じ程度の耕作面積でございます。本年度はもうすでに移植の時期でありますので、本年度反別を増加することは困難でございます。増加の問題は來年度以降の問題と存じますが、大体全國の状況を申しますと、全國で本年度のタバコの耕作面積は
○政府委員(原田富一君) 関係方面と目下折衝しております專賣公社法の問題は、今特にどういう点が問題になつているということをここで申上げるような程度に至つてないのであります。つまり関係方面に現在審議をして頂いておるというところでございます。それからこちらで今審議をしておりまするものは、公社法の施行に関する、先程申しました人の引継なり、財産の引継等に関するものの一部を今やつております。
○政府委員(原田富一君) これは、私共の準備も政府部内でいろいろ議論しまして遅れた点も確かにあります。現在関係方面と連絡中のものもありますが、尚多少政府部内でまだ議論中のものも一部あるので、この点は私この前の席上で申上げるのを落して甚だ恐縮でありますが、私共の方の事務的の準備が遅れたということもあります。これはこの席で私改めて申します。
○政府委員(原田富一君) 公社の発足に対する準備につきましては、私共事務当局といたしましては四月一日から施行するように準備を進めて参つておりましたのでありますが、その準備の内容について申しますれば、公社の機構なり公社の監督、行政機構なりをどうするかという問題もありますが、尚その外に公社の施行に伴いまして煙草、塩、樟脳の三つの專賣法の改正の問題もあります。尚公社の発足のために現在の專賣局特別会計の財産
○原田政府委員 タバコ專賣に外資を入れるかどうかという話はいろいろ聞きますけれども、別に具体案はありません。公社の施行期日を延期することは、その問題と全然別のものと考えております。
○原田政府委員 專賣局、專賣公社に関しての整理の関係は、一般の政府の方針に從つてやるような案を今立てておるのであります。すなわち現業二割、非現業は三割、こういう線で進んで行くように今案を考えております。
○原田政府委員 專賣公社法の施行につきましては、現在專賣法の改正案、それに公社の施行に関する法律案を立案中で、実は目下関係方面と折衝中でございます。それでできるだけ早く國会に提出するように準備いたしておりますので、六月一日がさらに延びるということはないと思います。
○政府委員(原田富一君) 公社にしてもできると思います。ただ行政機構の問題もありますし、大藏省としての全体の機構の問題もありますし、專賣公社になりましても大藏省に或る程度の監督機関ということがあるわけであります。そういうことに関連して一緒にやるということでありまして、公社になると政府の方針でできないということではないのであります。ただ一緒にやるということ……。
○政府委員(原田富一君) 実際のところ、これは一般行政官廳が三割、現業官廳が二割の方針でございます。專賣局で実際に一般行政官廳と同じような現業でないもののところは三割、現業のところには二割、ただそれには專賣局におきまして、製造工場の拡張をやつておりますから、事業分量の殖えた程度の増員ということは別個に一応考えられると思います。そういうことで今案を立てております。それで実際に整理をやりますのは、まだ一応六月一日
○政府委員(原田富一君) 行政整理の方針はやはり一般の政府の行政整理の方針に從つて、專賣公社においてもやることになつておりますので……。
○政府委員(原田富一君) 現在出ておりまする外國の煙草は、実は普通に輸入をして販賣しておるのではありませんので、進駐軍が進駐軍用として向うから持つて参りましたものの中で、一部のものを特に放出と言いますか、こちらに頂いて、農村の供出報奬用なり、炭坑用なり、又農村に向かないというようなものを、都市で自由販賣するということになりましたわけで、特殊のものなのであります。割合に数量がありましたが、今後どのくらいあるか
○政府委員(原田富一君) 財政法第三條の規定に基きまして、國会の議決に基いて專賣品の價格を決めることになつております。この三條に基きまして、現実にどういう物の價格を法律又は國会の議決に基いて決めるべきかという法律が出ましたのであります。それでその中で專賣品といたしましては、政府の製造しまする製造煙草の消費者價格、定價を決める場合に、國会の議決を経るということで法律を以て價格を決めることにして煙草を賣
○政府委員(原田富一君) 現在の煙草の供給数量は、本年度五百五十億本、戰前の最高の製造能力が一ヶ年八百億間ですから、大体七割程度というところです。戰争によつて災害を受けまして、一番ひどく減つたときは、大体三百五十億本くらいの能力になつてしまつた。それで私共はできるだけ早く復旧いたしたいと思いまして、いろいろ計画を立てて、関係方面とも連絡を取つてやつておるのですが、これはそのときどきの予算の問題、それから
○政府委員(原田富一君) 煙草の販賣店を増加するというお話しは、私共十分その点を考えておつたのでございますが、今ここで現在の店舗数をどのくらい殖やすという具体案は、今持つておりませんけれども、御趣旨を体しまして、十分研究いたしたいと思つております。
○原田政府委員 十月末までの実績を見まして今後の見通しを申し上げますと、これまでも御説明申し上げました通りに、大体において値上げをせずにこのままやつて参りましたならば、私どもの見通しとしまして大体三十億程度の收入減が予想されるのであります。その数字を申し上げますと、御承知のように初めの予定九百四十三億の專賣益金を出すためには、タバコの賣上げ金高が千百二十一億円という予定でございます。これに対しまして
○政府委員(原田富一君) 「ピース」の九十億本の最初予定でありましたのが、今日の変更計画におきましては、三十八億本にすることにいたしております。それで一方「ひかり」その他の品物をそれに應じた増加の計画にいたしております。それで今日までの賣行状況から見まして、そういうふうにいたしますけれども、全体の総金額におきましては、このまま家庭配給の値上げをしないで行くといたしますれば、大体年度末におきまして三十億程度
○政府委員(原田富一君) 「ピース」六十円にする案を最初作りましたのは、本年度の予算編成と関連いたしております全体のこの財源を見まして、いろいろの工夫をいたしました結果でありますが、全体の財政の関係から止むを得ず「ピース」を値上するという案を立てたのであります。私共事務当局といたしましても、五十円を超える價格は、値段のただ單に高いという点もありますし、又この勘定の関係でちよつと都合が惡いと思つております
○政府委員(原田富一君) 「ピース」の賣行は御指摘の通りに、私共最初予定いたしましたような賣行を示しませんので、計画に比べて相当の開きを生じておるわけでございます。それで製造を少しずつ減して参りまして、「ひかり」以下の品物に轉換をいたして参りました。大体これまでできたものでも、まだ今後二三ヶ月分の余裕が今のような賣行状態といたしましてストツクしてありますので、一時今止めております。併しこれは永久に止